2019年04月15日

ドイツのT4作戦、日本の優生保護法と相模原障害者施設殺傷事件

障害者の入所施設は3000余り 障害者の生活保護受給は26万世帯余り



民族の血を劣化させる劣等分子を排除するべき

不良な子孫の出生を防止するべき

生産能力のない障害者は不幸をばらまくので抹殺するべき

これらは全て偏見と差別、無知な思考によって発せられた言葉です

なぜ、こんな思考になってしまったのか全く理解できません。

世界中の人々が世界平和を願っているはずなのに

そして、時代々にとても悲しい悲劇が起きていたのです。



ヒトラーとナチスドイツによるT4作戦、


身体障害者や精神患者を抹殺しようとした作戦

専門の安楽死施設は6つ、処分場と呼ばれ

灰色のバスに乗せられ20万人以上がガス室へ

送り込まれて行きました。

民族の血を劣化させる劣等分子を排除するべき

価値なき生命の抹殺、民族の血を純粋に保つ事を

主な理由としています。

他にも、偏見による同性愛者なども含まれています。



1948年に施行された優生保護法


対象者は知的障害、精神疾患、遺伝性疾患を持つ人達です。

本人の同意なしに優生保護法の下

1948年から1996年まで不妊手術を強制しました。

その数は1万6千人以上にも及びます。

障害の遺伝、精神疾患の遺伝を排除する為との事ですが

この事を知って大変驚きました。



神奈川県立障害者施設 「津久井やまゆり園」


発生時刻、2016年7月26日未明

元障害者施設職員の男による犯行

入居者19人を殺害し他、26人に重軽傷を負わせました

しかも、わずか、40分余りの犯行でした。

そして戦後、最大の大量殺人事件となってしまいました。

生産能力のない障害者は不幸をばらまくとした考えに基づき

障害者への憎悪と偏見を募らせていきました。



哲学者 野矢茂樹氏の言葉より引用


私の世界は「生きる意志」に満たされねばならない。

事実を経験し、そこからさまざまな思考へと飛躍していくだけでなく

その世界を積極的に引き受けていこうとする、その意志である。

どのような世界であれ、生きる意志に満たされうる。

そしてどのような世界であれ、生きる意志を失いうる。

前者が幸福な生であり、後者が不幸な生に他ならない。

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written by tenten616(CW)

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Posted by cari.jp at 14:10