2016年05月21日

太陽光発電(2016/5/13)

太陽光発電データベース
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経済も突き詰めて見れば(原子力エネルギーを除いて)太陽光エネルギーの有効利用をしているのに過ぎないので、太陽光発電は発想としてはいいと思う。

太陽光の有効利用という意味では光合成(農業)も優れている。
太陽光のエネルギーを使い、空気(二酸化炭素)と水でグルコース(ブドウ糖)という必要不可欠なものを作ってしまう。
(人間が補うことはあるが)全部自然から自動供給されるものばかりで感心する。
ただ、太陽光発電がこれらに比較してもいいと思うのは出荷(販売)も自動なところ。

先日東大の量子ドットの無料公開講義を視聴して、現在の量販されている太陽光発電設備の発電効率はせいぜい20%ぐらいだが、量子ドットの太陽光発電設備(段階構造的に無駄を省く?)を作れば発電効率を飛躍的にあげられる旨の説明を受けた。

素晴らしいと思うが、現在の量販品は参入業者が多い分、競争的価格になるし、量販効果も生まれる。
低コストを実現させて、より優れた技術を新たに普及させるのは大変だと思うが頑張ってほしい。

太陽光発電の大きな問題は現在の蓄電技術が十分ではないので電力供給の基幹部分は担えないこと。
バッテリーはあるけどコストパフォーマンスが悪すぎて採算にのらないのが実情。
今は防災&アウトドア用の意味も込めて、ポータブルバッテリーを買っておくぐらいがベター?。
ポータブルバッテリーは(逆輸入を含め)貿易財として競争環境にさらされやすい。買う側にとってはよいだろう。
電気自動車(のバッテリー)を利用というのもいいけど、僕の環境では今すぐというわけにはいかなそうだ。

宇宙開発を含め、原子力技術は人類にとって究極的にはなくてはならないかもしれないが、怖いので当面の依存率を下げたいのであれば、太陽光発電ができるところはしておこうという発想をもつ人々が増えるのはよい気もする。
太陽光発電はシリコン(珪素)というどこにでもある物質の板を太陽光にあてるだけで発電してくれる・・・これだけでもすごいと思う。
ちなみに珪素は(クラーク数的には)世の中で2番目にたくさんある物質<1番は酸素。


  

Posted by cari.jp at 01:54Comments(0)TrackBack(0)